ESP32比較

Wi-Fi と Bluetooth 通信機能が標準搭載されたボードにESP32シリーズがあります。

マイコン単体も販売されていますが、ESP32と言えば、開発ボードを指すことが多いかもしれません。
別途無線モジュールを購入する必要がなくなるため、無線通信が必要な場合に頼りになります。
この ESP32 が搭載されたボードは何種類か販売されており、違いが知りたいという時があるかもしれません。また、技適マークがついていないボードもあり、日本で使用する場合は少し注意が必要になる場面もあります。

そこで、本記事では現在 (2023年時点) 販売されている ESP32開発ボードについてや、ESP32搭載基板の商品を比較・まとめています。

ESP32 の開発元は？

Espressif Systems が開発販売しているマイコンです。

Espressif Systems は中国上海に本社を置く、多国籍ファブレス半導体企業です。2008年に設立され、最先端の無線通信、低消費電力、AIoTソリューションの開発に注力している企業です[1]。

[1] Espressif Systems HP

技適認証を受けた ESP開発ボードの種類

技術基準適合証明等を受けた機器には技適マークが付いており、日本で技適マークの表示がない製品を使用することはできません。(違反すると罰則があります)

そのため、開発ボードが技適認証済みかどうかを調べてから使用しなければなりません。
技適認証済みかどうかは、総務省 電波利用ホームページ より確認できます。

上記ホームページで技適認証済みのモジュールと開発ボードを以下の表でまとめました。
表がでかくなってしまい恐縮です。水平スクロールできます。

後記

ESP32シリーズのマイコン1つとっても、たくさんの種類があり選定に困ってしまうほどラインナップされていますね。
ひとまず無線通信機能付きのマイコンが欲しい場合は、下記マイコンが選択肢として参考にして頂くといいしれません。③から①に向かって順にスペックが上がるイメージです。
①ESP32-S3-WROOM-1 が搭載された「ESP32-S3-DevKitC-1」、
②ESP32-C3-MINI-1 が搭載された「ESP32-C3-DevKitM-1」、
③ESP-WROOM-32Eが搭載された「ESP32-DevKitC」

以上です。お読みいただきありがとうございました！