普段ぷちぷちで梱包しようとしたときに、
「どうやって包むのがベストなのか…」
「どのぷちぷちを使うのがベストなのか…」
と、気になりませんか?私は気になっちゃったのでメモがてら正式な名前やどんな種類があるのかなど、周辺情報も含めてまとめてみます。
正式名称
まさかの正式名称は「プチプチ」でした。川上産業株式会社が1994年に商標登録したのが始まりで*1、かっこよく?言えば、「気泡緩衝材」や「緩衝保護材」といったところでしょうか。
*1 川上産業株式会社HP
役割
① 衝撃緩和
プチプチのメインの仕事でしょう。
衝撃から守ってくれないと、包む意味がほとんどなくなってしまいますね。
② 断熱
各”プチ”には空気が充填されているので熱の伝わりが比較的遅く、ある程度の断熱効果もあります。
ただ同じ熱関連でも、プチプチは材質的に耐熱性能はほとんどないので注意です。
③ 防水
プチプチの材質はプラスチックで水をはじくため、梱包次第で雨による濡れも防いでくれます。
ちなみに私はいつも商品購入時にプチプチで梱包されて届くと、発送時の気遣いが感じられて好印象をいだいています。
種類
大きくは一般用途向け(汎用品)・帯電防止向け・隙間の充填向けの3種があります。
一般用途向けは”プチ”のサイズが大きいほど重量物に対応しています。
使い分け
プチプチを使う時の各ユースケースを想定しておすすめの種類を考えてみます。プチプチタイプを状況により使い分けることで、最適な梱包効果を発揮してくれるはずです。
プチプチの各特徴特性のうち、強度・気泡サイズ・形状・帯電防止の4点を考慮して考えてみます。
① 梱包時に”プチ”の凹凸による引っ掛かりが気になるとき
凹凸を外側にして梱包するか、両面がフラットな3層品を使うのがノンストレスでしょう。裏表の緩衝の性能に違いはない*1ようです。これは充填された空気で緩衝する仕組みであり、たくさんある”プチ”で衝撃分散されるからだと思います。
② プチプチに文字を書いたり、テープやラベルを貼付したりする必要があるとき
こちらも凹凸を外側にして梱包するか、3層品を使うのがノンストレスでしょう。3層品であればプチプチがフィルムの内側に隠れるため長持ちも期待できます。
③ プチプチ転写が気になるとき
こちらも凹凸を外側にして梱包するか、3層品を使うことで解決です。あるいは転写跡が残りにくい@ライトプチという商品も展開されているようです。*1
④ 強い衝撃を受けそうなとき、継続的に衝撃を受けそうなとき
商品販売するときや、引っ越しをするときなど、振動や衝突をケアしなければケースは案外多いと思います。基本汎用品を基本に、重量物になるほど”プチ”の大きいタイプを使うのが推奨です。
⑤ 電子部品や電子機器を梱包したいとき
基本これらの製品は静電気を避ける必要があります。不具合や故障する恐れがあるためです。そのため、導電性のあるプチプチか帯電防止プチプチをつかうのが推奨です。
⑥ おしゃれ梱包したいとき
プチプチ形状がハートの商品や、プチプチにイラストが描かれている商品が販売されています。”プチ”贅沢なプチプチを使うのもおすすめですよ!
⑦ ハサミが使えない状況のとき、ハサミで切るのが面倒なとき
ミシン目がついている商品がいくつか販売されているようです。
*1 川上産業株式会社HP
梱包方法
基本は布などその他材質のもので包むときと同じですね。ただ、プチプチはハサミで切って使えるという便利?な特徴があります。適度に切ってから梱包したり、あらかじめ成形してから梱包したりし、最後に粘着力の強いテープで固定するのが基本の梱包方法でしょう。
豆知識的なものとしては、以下が挙げられます。
・”プチ”がある面を下にしてハサミで切ると、”プチ”を切らずにまっすぐ切りやすくなる
どこで買う?
① ホームセンター
② 100円ショップ
③ ECサイト (通販)
など
希望にあうプチプチが近くで見つからない場合や、継続的に使う場合、嵩張って持ち帰るのが大変なほどの面積で購入する場合は、通販でポチった方が楽かもしれませんね。
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